中期経営計画

当社グループは、2022年3月期から2024年3月期までの三ヵ年を対象とする第3次中期経営計画を策定いたしました。
当社は百年企業への歩みをテーマとして「人とプラスチックの調和した豊かな社会」の実現を目指します。

天馬グループ 長期ビジョン

当社は百年企業への歩みをテーマとして「人とプラスチックの調和した豊かな社会」の実現を目指します。

天馬グループ 長期ビジョン 図

第3次中期経営計画 基本方針

第3次中期経営計画 (2022年3月期~2024年3月期)
【基本的な位置づけ 】 「目指す姿」達成に向けた“変革期間”

基本方針

1
サステナブル経営の推進
  • 「サステナビリティ推進室」 (2021 年 5 月新設) を中心に、
    E(環境)・S(社会)・G(統治)を重視したサステナブル経営を推進
  • ビジョン実現に向けた活動の指針として、SDGsが定める17の目標のうち、
    当社事業との関連性が深い6つの項目を選定し、全社的に活動
SDGs 6つの項目

基本方針

2
成長基盤の構築
  • 研究開発および DX への 重点投資をはじめ、これまでの資金配分のあり方を根本的に見直し、
    天馬グループが長期的に成長していくための基盤構築に注力

第3次中期経営計画 全社戦略

第3次中期経営計画 全社戦略 第3次中期経営計画 全社戦略

戦略1

人材への取り組み

競争力の源泉である“人財”の活躍推進を強化

1. 

多様な人財の登用に向けた取り組み

  • ダイバーシティの尊重:性別・年齢・国籍に関わらず全従業員が能力を発揮できる職場づくり
  • 人事・報酬制度改革:職能と責任の重さに応じた待遇・評価へ
  • 働き方改革:ライフステージに応じた働き方の選択を可能に(テレワーク・フレックス制の導入など)
2. 

従業員満足度向上に向けた取り組み

  • 社員の労働環境・職場環境の改善・向上
  • 非正規社員を正社員に登用する制度の確立
  • 「天馬グループ」の企業ブランド価値向上(社員の帰属意識やステータス向上)

戦略2

環境問題への取り組み

樹脂成形のリーディングカンパニーとして、プラスチックの3R を推進

  • プラスチックを、より有効に活用すべく、再生プラスチックの製品化を目指す
  • 当社製品への バイオプラスチック の活用を研究
3R 図

戦略3

ガバナンス強化

  • 任意の指名報酬委員会を 2020 年 11 月に 設置
    → より客観的な指名・報酬の決定プロセスを確保
  • 独立社外取締役比率は最低3分の1以上 とし 、 更なる向上をはかる
    → 客観的かつ活発な取締役会の議論を行う
    → 透明性 、 および実効性の高い取締役会の実現
  • 内部統制室を新設し、以下を推進
    → 海外子会社の統制強化 、規程の見直しと統一性の確保
  • IT投資による監査業務の効率化

戦略4

DXと自動化の推進

DX推進によって業務効率化から新たなビジネス機会へとシフトする

1. 

生産と業務におけるデジタルシフトを積極に推進

  • 全社的なインフラのデジタル化を進め、業務効率化と蓄積するデータを用いた事業戦略を計画・実行・評価することができる経営基盤を整える
  • 製品の組み立て、場内物流等の自動化による、コスト競争力の強化
2. 

自社製品のEC 戦略の強化とグローバル展開

  • オンラインを積極的に活用し新製品のマーケティングを強化し、市場のニーズを的確に捉えた商品展開を行う
  • EC 市場の成長を見据え、 ITを活用した自社製品のグローバル展開と商品開発を行う
3. 

新規ビジネスの創出

  • レガシー 企業文化からの脱却を図り、従来の装置産業の枠組みに囚われない、新たな事業機会 に挑戦する。
  • ITを活用し、国内流通網やブランド認知力を梃子とした、新しいビジネスモデルの構築を目指す

戦略5

技術開発の推進

技術開発に専念する「研究開発室」 を、生産本部に新設(2021年5月)

「研究開発室」の主な取り組み内容
  • 特殊成形技術、素材開発技術 を自社の要素技術として確立
  • 開発部・営業部・技術部・経営企画部と連携 し、これからの市場に求められる機能を具現化するための技術を確立
  • 川上技術である素材や金型に関する研究活動 を推進し、付加価値向上につなげる
  • 既存事業の付加価値向上に向け、 加飾成形技術やロボット活用技術の強化を推進

戦略6

ビジネス領域の拡張

マーケティング戦略(戦略④)と技術開発(戦略⑤)の推進により、ビジネス領域を拡張
「営業企画部」(2021 年 5 月新設) が主体となり、事業化を検討

  • 環境配慮型商材の開発(バイオプラ等)
  • ハウスウエア分野での新領域参入
  • ハウスウエア事業のアセアン進出
  • 金型製作技術獲得による 金型ビジネス の展開
  • 物流資材・メディカル・ドローン・玩具などの 新規商材への挑戦など

第3次中期経営計画 数値目標と経営指標

数値目標 第2次中期経営計画 実績 第3次中期経営計画 実績
2019/3 2020/3 2021/3 2022/3 2023/3 2024/3
売上高(百万円) 84,765 85,762 73,639 81,000 84,500 87,000
営業利益(百万円) 2,349 3,065 2,892 3,400 3,800 4,200
戦略費用控除後の営業利益(百万円) - - - 3,900 4,600 5,400
営業利益(%) 2.8 3.6 3.9 4.2 4.5 4.8
同【戦略費用除く】(%) - - - 4.8 5.4 6.2
  • 売上高
  • 売上高

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